Vol.040 新年明けましておめでとうございます

Milano-smog謹賀新年!
今年も皆様が健やかで楽しいカーライフがおくれるようお祈りするとともに、ますますコレッツィオーネをご愛顧いただけますようお願い申し上げます。

 

さて、拍子抜けするほど暖かな新年を迎えた日本だが、同じく暖冬の欧州では、今イタリアが贅沢な悩みに苛まされている。例年ならば秋から冬にかけてそれなりの量の雨が降るのだが、昨年はその様相が一変。全国的に晴れ続きなのだ。

 

 

 

 

晴れが続いて何が悪い?一昨年2014年は一転長雨続きでオリーブオイルが大打撃。それに比べれば天国のはずなのだが…。(事実15年のオイルは大豊作!是非お求めくださいね。)

 

 

 

 

 

 

ragazza milano smogそんな太陽の国と言われるイタリアだが、長く雨が降らないと今度は大気汚染、つまりスモッグの発生が際立ってしまうのだ。(表紙の写真は現在のミラノの様子〜新年そうそう晴れやかでない写真ですみません!)
その結果、日本ではもはや常識となった人前でのマスク着用だが、基本外国でそんなことをしたら奇異の目を差し向けられてしまうのが常識。しかし、いまミラノでは左の写真のような光景はよく見られるようになってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

blocco-traffico-Milanoこの問題が深刻なミラノでは、日頃から行っている中心部への交通規制に加え、年末には地下鉄1.5ユーロ乗り放題やレンタルサイクルの無料化といった公共交通機関推進策などで、自動車利用の抑制を訴えかけたりしている。ちなみに違反者には最高663ユーロ(およそ9万円!)の罰金が課せられたとか。はるか南のローマでも同様の問題に頭を悩ませており、完全な自動車使用禁止を実施したり、ある日は偶数ナンバー、ある日は奇数ナンバーのみの使用に限るといった交通規制を行ったりしている。

その効果は如何程のものか?

 

 

それは聞かない約束。
残念ながら大きな改善が見られなかったというところもイタリアらしい。実のところ、これらの方策がとられたのがクリスマス明けの年末であり、そもそも仕事をしている人が少なかったからとか…。

 

 

 

まあ、つまり今年もイタリアは健在ということだ。

 

というわけで、今年も一年よろしくお願いいたします!

 

それではまた近々。

 

A prestissimo!!